シボレー アヴェオ 08年モデル…日本車キラーにはなれない

自動車 ニューモデル 新型車
シボレー アヴェオ 08年モデル…日本車キラーにはなれない
シボレー アヴェオ 08年モデル…日本車キラーにはなれない 全 1 枚 拡大写真

GMのサブコンパクトカー、シボレー『アヴェオ』が08年モデルを発表。このところアメリカではホンダ『フィット』、トヨタ『ヤリス』、日産『バーサ』といったサブコンパクトが人気で、GMだけではなくフォードモーター、クライスラーグループもこの分野にはおおいに注目していると言われていた。

しかし08年型アヴェオのラインナップは4ドアセダンと5ドアの「アヴェオ5」で、新鮮味がなくスタイリングも魅力に欠ける。

日本のサブコンパクトカーが市場に受け入れられたのは、ガソリン高による燃費の良い小型車需要の増加という背景だけではなく、小型でもオシャレで大人の男性が乗りたい気分になれるパッケージを提供したため、というのが定説になりつつある。そんな状況で、GMが本気でサブコンパクトクラスに注力する意志があるのか、疑問に感じられる内容だ。

アヴェオ5は、GMの車としてはもっとも価格が安く、サイズが小さいエントリーモデルでもあるが、ベーシックモデルの標準装備パッケージにはエアコンもパワーウィンドウも含まれない。オプション装備の高くつく、ユーザーにとって不満が多いものになりそうだ。

フォードがフランクフルトでコンパクトカーのプラットフォームプランを発表し、クライスラーが中国のチェリーとの提携でコンパクトカーを販売する動きがあるいっぽうで、GMはコンパクトクラスをあくまで「エントリーモデル」としか捉えていないことが露呈されたような内容で、市場には失望感が漂っている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  2. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. 日産株主総会、社外取締役留任などへの批判噴出、「日産愛」の株主の“はけ口”に[新聞ウォッチ]
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る