ヤンマーと英国の研究機関New & Renewable Energy Centre(NREC)は、英国内で初めて、バイオディーゼル燃料100%を使用した9.9kW小型ディーゼルコージェネレーションシステムの実証試験を実施したと発表した。
ヤンマーとNRECは、今年9月バイオディーゼル燃料対応技術に関する共同研究の契約を締結した。今回の試験は、契約に基づいて実施するもので、今年10月から2010年度までの予定で、英国ニューカッスル市近郊のClothier Laboratoryで行う。
バイオディーゼル燃料はバイオマス(植物油)を原料とし、その燃焼によって発生するCO2は温室効果ガスとしてカウントされないカーボンニュートラルという特徴を有し、クリーンなエネルギーとして注目されている。
英国では気候変動対策として、2050年度までにCO2排出量を1990年レベルから60%削減する目標を立てており、この一貫としてコージェネレーションシステムの導入を促進している。今回の実証試験の目的は、コージェネレーションシステムの燃料として、バイオディーゼル燃料を利用することで、環境性・経済性の評価を行う。
ヤンマーは、エネルギー効率が高く、耐久性に優れたコージェネレーションシステムを開発してきた。現在、国内では廃食油から精製したバイオディーゼル燃料100%の実証試験を実施しており、海外では英国・インド・マレーシアでもバイオディーゼル燃料による試験に取り組む予定。
特に英国は、ヤンマーにとってヨーロッパ初の試験地となる。これら実証試験を通じて、世界各地の各種バイオ燃料に対応した商品開発を推進し、エネルギー問題・環境問題に対応していく方針だ。



