トヨタ プリウス、「環境への優しさ」は12位…英調査

エコカー 燃費
トヨタ プリウス、「環境への優しさ」は12位…英調査
トヨタ プリウス、「環境への優しさ」は12位…英調査 全 1 枚 拡大写真

英カーディフ大学と英民間調査会社クリフォード・テームズ(Clifford Thames)社は、自動車の環境への影響に関する調査(Environmental Rating system for Vehicles: ERV)の結果を明らかにした。

この調査では、3000台の市販モデルを対象に、環境への配慮の高さをスコア化した。CO2、NOxなど排気ガスに含まれる物質に関する環境への配慮を最高50ポイント、使用する素材、製造・流通過程のエネルギー消費、廃棄コストなど、排気ガス以外の面での環境への配慮を最高50ポイントとし、トータル100ポイントでランク付けしている。

12位と評価されたトヨタ『プリウス』よりも上位につけているのは、排気量1000cc台の小型車が多い。プリウスは排ガスではスコアが高いものの、電池、大型のトランスミッションが、製造・流通過程のエネルギー消費や廃棄コストの面でスコアを下げているという。

また、クリフォード・テームズ社CEOのデービッド・リーメンシュナイダー(David Riemenschneider)氏は、「従来のガソリンエンジン、ディーゼルエンジンでも、排ガスに含まれる物質を削減する技術が向上しつつあり、12−18か月以内に、ハイブリッドを追い越すだろう」との予測を示している。

●ベスト12位は以下の通り。()内はスコア
1:スマート・ロードスター(66.2)
2:スマート・フォーツーカブリオ(59.8)
3:シトロエン・C1 1.0i(40.1)
4:プジョー・107 1.0(38.6)
5:シトロエン・C1 1.4HDi(31.3)
6:フィアット・パンダ1.2デュアロジック(28.4)
7:フォード・カー1.3デュラテック(27.5)
8:トヨタ・ヤリス1.0(27.2)
9:フィアット・パンダ100HP(23.6)
10:プジョー・206 1.4(23.5)
11:MINI・R56 Cooper D(23.3)
12:トヨタ・プリウス1.5(23.2)

カテゴリー別のベストとワーストは以下の通り。
●大型オフロード
ベスト:BMW・X5 
ワースト:ランドローバー・レンジローバー
●小型オフロード
ベスト:トヨタRAV4
ワースト:ランドローバー・フリーランダー
●ロードスター
ベスト:ロータス・エリーゼS
ワースト:メルセデス・SLK
●大型ファミリー
ベスト:トヨタ・プリウス 
ワースト:フォード・モンデオ3.0
●小型ファミリー
ベスト:メルセデスベンツAクラス
ワースト:フォード・フォーカス2.5
●スーパーミニ
ベスト:スマート
ワースト:ルノー・クリオ197

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る