フォード、トヨタの役員引き抜き

自動車 ビジネス 企業動向
フォード、トヨタの役員引き抜き
フォード、トヨタの役員引き抜き 全 1 枚 拡大写真

フォードモーターはトヨタ自動車USAの役員、ジム・ファーレイ氏を引き抜き、フォードマーケティング部門のトップに据えることを発表した。ファーレイ氏はサイオンブランドを米市場に導入するのに尽力した人物。

ファーレイ氏に期待されている役割は、フォードと顧客の結びつきを強め、ブランド力を高めること。そのためにマーケティング、宣伝、デジタルコミュニケーションなどの最高責任者となる。さらに製品プランニング、リサーチ、製品コミュニケーション、PRなどにも携わって行く。

トヨタからの引き抜き、と言えばクライスラーグループの社長兼副会長となったジム・プレス氏が記憶に新しいが、フォードは明らかにこの引き抜きから発想を得たものと考えられる.

フォードはファーレイ氏と同時に、トヨタの宣伝部長であるデボラ・メイヤー氏も引き抜いており、トヨタの成功した宣伝チームを丸ごと手中に収めた形となる。

高い生産性、利益率、顧客満足度などを誇るトヨタの役員は、今やビッグ3にとっては喉から手が出る程に求められている人材なのかも知れない。プレス氏引き抜きの際に、今後もこうした動きが強まるのではないか、という懸念があったが、まさに実現した形。

トヨタばかりがターゲットとなったが、同じくアメリカでの評価が高いホンダにも、引き抜きの手が伸びるかも知れない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る