首都高X…費用は数千円程度を予定

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首都高X…費用は数千円程度を予定
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首都高X利用のために必要な費用は、通行料を除いて3種類ある。(1)電子マネーカードを購入する費用、(2)首都高Xシステム利用料、(3)首都高X利用預かり金だ。

(1)は、既存の電子マネーカードと同じ500円程度のカード購入代金だ。ここにチャージした金額は通行料だけでなく、既存の電子マネーカード同様にコンビニやカフェなどで使える。(2)は首都高Xのシステムそのものの利用料で、首都高速会社が想定しているのは、ETCカードの年会費のようなものだ。また、首都高Xは同社が貸与し、本体は購入するわけではない。そのため(3)のような預かり金が発生する。

渡口潔執行役員は、これらの費用についてこう語る。「今の時点でだいたいはっきりしているのは、電子マネーカードの代金だけで、システム利用料については年間なのか利用回数ごとなのか、100円なのか1000円なのか。場合によっては無料でもいいのか。今後考えていきたい。ただ、3つの費用を合計してもそれほど高額にならない程度。数千円……、3000円から4000円くらいかなあ。その程度を考えています」

首都高Xは同社独自のもの。9月20日の意見募集案にあるETC未搭載車への対応策の1つだ。距離別料金制度移行に向けた同社提案であり、来年春に予定されている同社の正式な距離別料金案で、利用者の費用負担が明確になる。

ただし、すでにETC車載器を搭載した車両にとって、首都高Xという新たな設備投資は、さらなる料金引き下げを妨げる要因になりかねない。10月末日まで続く同社の意見募集にその是非を意思表示することも必要だ。

《中島みなみ》

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