総出品台数30台以上、うちワールドプレミア7台と、今年の東京モーターショーにおいて最大規模の展示を行うトヨタ自動車。
プレスデー初日の10月24日、10時50分から行われたプレスブリーフィングの舞台に、渡辺捷昭社長がコンセプトカーの目玉のひとつ、『i-REAL』を自ら操縦して登場した。走行モードで舞台の端まで走り、そこで定点回転、再び舞台中央に戻って歩行モードに入り、スムーズに降車。i-REALの機動性の高さを大いにアピールした。
渡辺社長は「出店のテーマはハーモニアスドライブ、人と、地球と走る、新しい明日へ---といたしました。その実現のキーワードは3つのサスティナビリティ。1つは人と地球と共生できるクルマ社会を目指したサスティナブルモビリティ、2つ目は自然と調和するモノづくりを目指したサスティナブルプラント、3つ目はサスティナブルな人と社会への貢献活動です」とスピーチ。
「この3つのサスティナビリティの考え方に基づき、次なるモビリティ社会の実現に向け、世界をリードする気概で取り組んでいく」と、モーターショーの展示を通じた将来ビジョンの提案に意欲を示した。
乗れば乗るほど健康になるクルマ『RiN』、車重をプリウスの約3分の1のわずか420kgに抑えることで、燃料消費量を2分の1に削減する『1/X』などのコンセプトカー群は、すべてこの“3つのサスティナビリティ”という思想に収斂されるのだ。