信越化学、シリコーン樹脂製品を値上げ

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信越化学工業は、12月出荷分から国内外で、主要製品の一つであるシリコーン樹脂製品を値上げすると発表した。値上げ幅は製品別に15 - 18%。

シリコーン樹脂製品の主原料である金属ケイ素やメタノール、触媒原料(白金など)の価格は高騰しており、原油価格の上昇が続く中で製造用エネルギー、石油系溶剤、包装資材、輸送費などのコスト負担が増している。特に金属ケイ素は世界的な需給ひっ迫と有力生産地の電力需要拡大の影響で価格が高騰、白金も国際的な供給不安から、10月から最高値を更新し続けている。

同社では、これまで合理化により製造コストの削減に努めてきたものの、企業努力のみでこれらのコスト上昇分を吸収することは困難となり、一部を販売価格に転嫁せざるを得ない状況となったとしている。

シリコーン樹脂製品は、有機と無機の特性を兼ね備えた高機能樹脂で、電気・電子、自動車、化粧品など、幅広い産業分野で高付加価値を付与できる製品として使用されている。

《レスポンス編集部》

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