新日本石油、アルミMQL加工における雰囲気ガスの影響に関する研究が優秀賞を受賞

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新日本石油は、論文「アルミMQL加工における雰囲気ガスの影響に関する研究」が日本機械学会 機素潤滑設計部門の優秀賞を受賞したと発表した。

日本機械学会は、1879年に設立、機械関連技術に関わる技術者、研究者、学生で構成する。

同学会の機素潤滑設計部門は、多様化する各種の機械装置の設計開発で、潤滑の最適化、メカニズム解析などを主に研究している。

今回、同社が作成した論文「アルミMQL加工における雰囲気ガスの影響に関する研究」は、今年7月に開催された部門講演会で発表、選考対象案件が約160件の中から、優れた技術に授与される日本機械学会 機素潤滑設計部門の優秀賞を受賞した。

これは、金属材料の中でも加工が困難とされるアルミニウムについて、MQL加工時における雰囲気ガスがおよぼす影響のメカニズムを解明した内容が評価されたもの。

MQL加工は、極微量油剤潤滑加工で、油剤使用量を大幅に削減した環境にやさしい金属加工法.切削油剤をミスト状に噴霧し、金属加工部に供給するMQL加工は、油剤使用量が従来の加工法に比べ20分の10-50分の1に低減できるのに加え、工作物や切りくずにつく油剤量がごくわずかになるため、工作物の洗浄工程を簡略化することが可能だ。

同社ではこの技術を用いた商品化に成功しており、金属加工油「ユニカットジネンシリーズ」として国内外で販売している。

《レスポンス編集部》

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