住友商事、全日空からエアバスA320の部品リースを受注

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住友商事は、全日本空輸向けにエアバス『A320』型航空機用の部品リースを受注したと発表した。

住友商事は航空機・エンジンのリースを手掛けてきたが、航空機部品リースに本格参入するのは今回が初めて。今後多様化するエアラインのニーズに対応するため、機体・エンジン・部品全ての資産を対象にリース取引を手掛けていく。

全日空は中国路線の拡充のため、今年国際線仕様でのA320型機を新たに5機導入した。今回のリース取引はこの新規導入機材用の予備部品が対象。住友商事は、米国の中古部品業者に出資するなどアフターマーケット分野に注力しており、そのノウハウを生かし部品を全日空から購入した上でリースバックする。契約金額は約5億円。

住友商事は1990年代に航空機リース分野に進出し、国内外で現在約1000億円のリース資産を運用している。その後、対象商品拡大のため、2004年に航空機エンジンリース事業に参入した。今回の部品リース事業参入は商品拡充の第2弾で、本格的な部品リースは全日空としても初の試み。対象部品はリース終了時に住友商事に返却され住友商事のネットワークを活用して中古部品市場で転売する。

住友商事は今回全日空が導入したA320機の機体本体のリースも行っており、今回の部品リース受注により、国内で唯一航空機・エンジン・部品の3分野全てでリース実績を持つ企業となった。

住友商事は、部品リースを今後2年間で約40億円の資産積み上げを目指しており、今後国内外エアライン向けにリース事業を拡充していく。

《レスポンス編集部》

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