ジーエス・ユアサ バッテリーは、国内補修用自動車電池のメーカー出荷価格の値上げを発表した。12月1日出荷分から自動車用で25%以上、二輪車用で15%以上と大幅に引き上げる。
8月に鉛蓄電池の主原料である鉛価格の急騰を受け、鉛蓄電池全般の値上げを実施したが、その後も鉛価格の高騰は続いており、前回の改定発表時から約1.3倍以上と依然として高値を更新し続けている。
同社では、生産性の向上やコスト削減などを続けきたが、企業努力だけでこれらを吸収することは困難な状況であると判断し、国内補修用自動車鉛電池のメーカー出荷価格を値上げする。
今後も予想される原材料の大幅な変動に対応を図るため、同社では今後の自動車用電池の出荷価格につきましては、原材料価格の変動を定期的に織り込める新たな価格制度(鉛スライド制度など)を段階的に採用していく方針だ。