東京地下鉄トンネルウォーク開催…地下に何が!?

自動車 社会 行政
東京地下鉄トンネルウォーク開催…地下に何が!?
東京地下鉄トンネルウォーク開催…地下に何が!? 全 7 枚 拡大写真

東京メトロは18日、08年6月に開業予定で工事中の地下鉄・副都心線を一般公開する「トンネルウォーク」を実施した。参加したのは、応募総数3000通の中から選ばれた80組160名。副都心線の地下トンネルを、新宿三丁目駅から700m北の東新宿駅との間を往復した。

【画像全7枚】

スタート地点の新宿三丁目駅は、東京メトロ丸ノ内線と都営地下鉄新宿線との乗換駅となる。副都心線は丸ノ内線と新宿線との間の深さをギリギリで抜けており、深度は15から20mほどだ。

副都心線は丸ノ内線のすぐ下を抜けるのだが、工事は丸ノ内線を止めずに行い、かなり技術を要したそうである。丸ノ内線との乗り換え接続をよくするためにこのような配置となった。

東新宿駅へ向かう途中、副都心線は、複線のA線(池袋→渋谷)とB線(渋谷→池袋)が同レベル配置から上下二層配置になる。

同路線は東京メトロとしては初の地下での急行運転の予定があり、東新宿駅で急行の追い越しを行なう構造になっている。AB線が同レベルでは、双方向にそれぞれ停車線と通過線を設けると、地上を走る明治通りの幅をはみ出してしまうため、上下にしたのである。トンネルウォークでは、行きは上層のA線を、帰りは下層のB線を歩いた。

東新宿駅は都営大江戸線の下を抜けるため、最下階となるB線のホームとなると約30mの深さになる。したがってB線で新宿三丁目駅までは、水平距離100mにつき4mも高くなる上り坂が続く(電車は下り坂)。国土交通省から特例として認可されたという、東京メトロ旅客営業線で最急勾配クラスの4%勾配だ。

《デイビー日高》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る