【ロサンゼルスモーターショー07】大型SUVが グリーンカー受賞

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【ロサンゼルスモーターショー07】大型SUVが グリーンカー受賞
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LAオートショー(ロサンゼルスモーターショー)会場で発表されるのが毎年恒例となった「グリーンカー・オブ・ザ・イヤー」が今年も発表された。今年の受賞は「世界初のフルサイズハイブリッドSUV」、シボレー『タホ・ハイブリッド』。

ハイブリッド採用により、燃費はガソリンエンジンのものと比較して30%向上したという。しかし「元々“ガス食い”の大型SUVがグリーンカー?」と疑問を感じる人は多いと思う。これにはアメリカ、特にカリフォルニアの自動車販売の現実を説明する必要があるだろう。

カリフォルニア州では、2006年の数字で、新規登録される車の実に48%がライトトラックだ。ライトトラックとはミニバン、SUV、ピックアップを含めたもので、いくらガソリンが高い、燃費が悪いと批判されてもこうした車への需要は依然として高いのだ。

そこで各メーカー、特にGMが推進しているのは「すべてのカテゴリーの車で燃費削減」という戦略。トヨタの『プリウス』のようなベストセラー1台を生み出すのではなく、コンパクトから大型SUVまで、まんべんなく様々な低燃費仕様を提供する。しかもハイブリッドだけにこだわらず、「E85」やプラグインEV、FCVなどバラエティに富んだラインナップを揃えるという手法だ。

標準仕様タホは5.3リットルV8エンジン搭載のフルサイズSUV。それが2モードハイブリッド搭載により、市街地での燃費はEPAの08年基準で21マイル/ガロン。これはエンジンや車のサイズから考えると驚異的な数字と言える。

今回のオートショーでクライスラーグループがHEMIエンジン搭載のハイブリッド、ダッジ『デュランゴ・ハイブリッド』を発表するなど、ビッグ3では、「高速ではパフォーマンスを楽しみ、市街地では燃費節約の恩恵を受ける」という形でのグリーンカーの実現が、スタンダード目標となりつつある。

海外から見れば驚かれる「タホがグリーンカー・オブ・ザ・イヤー」という事実も、アメリカ的事情を背景に考えれば納得できる選択と言えるのだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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