ヒュンダイが新しいスポーティクーペのコンセプト、『ジェネシス』を発表した。今回のロサンゼルスモーターショーはコンセプトモデルだが、来08年1月のデトロイトモーターショーではセダンの市販モデルを、4月のニューヨークモーターショーではクーペの市販モデルを、次々に発表する予定だという。
ヒュンダイには前輪駆動のクーペ、『ティブロン』があるが、ジェネシスはその後継モデルではなく、後輪駆動のスポーティクーペとして新たにラインナップに加わる。
コンセプトモデルは「ソニックオレンジ」のボディに、黒のカーボンファイバーフードとの組み合わせ。ルマン・レースカーからヒントを得たという、リアエンド部分に特徴のあるスタイリングだ。市販バージョンではややマイルドな印象に変わる可能性も。
ヒュンダイが狙うのは、人気クーペモデルのインフィニティ『G37』と三菱『エクリプス』との間、同クラスのライバルと想定するのはフォード『マスタング』。価格帯で言えば2万ドル台後半だ。
ただしV8エンジンはオプションでも設定しないという。ベースとなるパワートレインは、おそらくターボチャージャー付き4気筒。オプションでは3.8リットルV6も検討されている。
発売は2009年春頃が予定されている。