【ソニー ナブ・ユー新型使ってみた】定評のナビ機能は進化したか?

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【ソニー ナブ・ユー新型使ってみた】定評のナビ機能は進化したか?
【ソニー ナブ・ユー新型使ってみた】定評のナビ機能は進化したか? 全 5 枚 拡大写真

実際のナビ機能はどうだろうか。旧製品ではGPSだけでなく加速度センサーと気圧センサーによる高精度な位置検出が定評だったが新型ではジャイロセンサーが追加された。交差点の右左折、トンネル走行、ビルの陰などでの自車位置の追従は舵角情報、バックギア情報を読み取っている据付型ナビに匹敵する性能だ。

交差点で旋回中もどちらに曲がっているか地図角度を変えながら表示してくれる。GPSのみのカーナビは、まがってから少し進まないと、どの道に入ったか表示できないものもある。地図の表示角度がいきなり90度変わると、慣れない道ではどっちに向かっているかドライバーが見失うことがあるが、この製品ではそんなストレスもないだろう。

基本操作のみの大きいメニュー画面もそのままだ。目的地設定なども名称、住所といった基本的な操作のほか、画面に山形(^)を描くと設定された「自宅」へのルート案内を始めるといった機能も踏襲されている。ただ、名称検索のデフォルトが完全一致になっているのは、ユーザーの好みによって意見が分かれるだろう。

たとえば、最近、横浜にオープンした複合型ショッピングモールである「ららぽーと」という施設名称(正確でない)で行き先を設定したい場合、「ららぽーと」だけの完全一致で表示される候補が、どこの「ららぽーと」なのか、どういう施設(公園、レストラン、会社名)なのかすぐにわからない。「部分一致」ボタンにタッチすれば候補リストが表示されるので、大きな問題ではないが、デフォルト部分一致検索がよいというユーザーは少なくないと思うのだが。

また、ポータブルとはいえ侮れないのが、地図情報や道路の車線情報だ。旧モデルでは、全国住所の「号」までの登録がなく、DVDで地域を指定してメモリースティックに情報を追加する必要があったが、新型では内蔵メモリが2GBに増やされて全国の住所が「号」まで検索できるようになっている。また、右(左)折専用車線の情報を持っており、専用レーンの有無を交差点手前で教えてくれる。ルートガイドによる走行中なら車線変更のガイドつきだ。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る