認知症82歳が北陸道を逆走、1人が巻き添え被害

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24日夕方、富山県立山町内の北陸自動車道下り線を乗用車が逆走し、衝突を避けようとした順走の乗用車が中央分離帯に衝突する事故が起きた。順走側のクルマを運転していた男性は軽傷。警察では逆走車を強制抑止。運転していた82歳の男性を保護している。

富山県警・高速隊によると、事故が起きたのは24日の午後6時5分ごろ。立山町前沢付近の北陸自動車道下り線を走行していた50歳の男性が、前方から逆走してくる軽乗用車を発見。衝突を回避するために急ハンドルを切ったが、これが原因で中央分離帯と道路左側のガードレールに衝突した。クルマは中破し、男性は打撲などの軽傷を負っている。

逆走車は止まらずに逃走。料金所の職員や他車の運転者から通報を受けた同隊が捜索を行った結果、衝突した地点から約1.5km離れた場所で逆走車を発見。これを強制的に抑止し、運転していた82歳の男性を保護した。

男性は富山市在住。認知症の症状がみられ、警察の調べに対して男性は「自分がどこにいるかわからない」、「逆走したと言われてもわからない」などと供述を繰り返しているようだ。警察では立山インターチェンジの出口車線から下り線に進入したものとみて、監視カメラの映像をチェックしている。

《石田真一》

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