国際ロボット展07…オムロンの3次元計測機器に引き合い殺到

自動車 社会 行政
国際ロボット展07…オムロンの3次元計測機器に引き合い殺到
国際ロボット展07…オムロンの3次元計測機器に引き合い殺到 全 1 枚 拡大写真

視覚センサー分野で定評のあるオムロンは、28日から開催されている「2007国際ロボット展」に3次元視覚センサーを用いた計測機器を展示しているが、それが自動車メーカーの間で話題を呼んでいる。

その計測機器の最大の特徴は、「ラインに流れている状態で製品の3次元検査が可能」(オムロン関係者)ということだ。従来、3次元画像計測をする場合、オフライン、つまり抜き取りで検査をしなければならなかったが、それがこの機器を用いると、そうしなくてもすむわけだ。

これによって、現場での煩わしい作業が排除でき、手軽に高精度な3次元計測ができるようになる。しかも、生産効率を大幅に高めることができ、品質管理の向上も図れる。「設定についても、モニターを見ながらタッチパネルでできる」とオムロン関係者。

もちろん、この機器は世界初のもので、価格も約300万円ほどということもあって、10月の発売以来、「自動車メーカーからの引き合いが殺到している」(オムロン関係者)という。

オムロンでは初年度1000台の販売目標を立てているが、この調子だと1年目から目標を大きく上回り、2年目から一気に伸びるのではないかと期待を寄せている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る