松下電器産業のパナソニック オートモーティブシステムズ社は、車輌のバック時に後方の見えない不安や、対向車とのすれ違い、縦列駐車における前方側面の不安を解消するマルチカメラシステム『CY-MCRS70KD/MCS70KD』を12月14日から発売すると発表した。
ミニバンタイプの普及や女性ドライバーの増加で、バック時の視界確保への有効手段として、リヤカメラが普及しており2006年度に、業界全体で230万台だったのが2007年度は250万台になると言われており、今後も2ケタの伸長が見込まれている。サイドカメラの需要も年々高まってきており、2007年度は8万台に達する見通。これまで国内市場のサイドカメラは純正商品のみで、今回業界で初めて後付け可能なサイドカメラを組み合わせたマルチカメラシステムとして市場投入する。
システムは、カメラ部容積が約9.7ccの超小型カメラで、省スペースに取付け可能。水平134度×垂直103度の広い視野角を確保するため、死角が少なく、夜間でも見やすい高画質でバック時の安心・安全をサポートする。
オプションカメラを増設することで、後方側面の視野確保や、車室内への取り付けで後部座席の乳幼児などのモニタリングも可能だ。
価格はリヤカメラ、サイドカメラのセットで4万1790円。