【インプレ'07】下野康史 シトロエン『C4ピカソ』非日常が味わえるMミニバン

試乗記 国産車
【インプレ'07】下野康史 シトロエン『C4ピカソ』非日常が味わえるMミニバン
【インプレ'07】下野康史 シトロエン『C4ピカソ』非日常が味わえるMミニバン 全 1 枚 拡大写真

たとえばトヨタ『アルファード』と比べると、ボディ全長は25cm短く、全高も25cm低いが、全幅は3cm広い。それでいて、エンジンは2リットルの4気筒という、日本車にはないサイズの7人乗りミニバン。

最大の驚きは、広大なフロントガラスがもたらす前席の視界。ピラーの細さともあいまって、顔から前はぜんぶガラス張りといってもいい。毎日が小田急ロマンスカー最前席。

2番目の驚きは、金属バネなのにハイドロ・サスの『C6』を思わせる、ゆったりした乗り心地。1.6tの車重に143psだから、動力性能に鋭さはないが、落ち着いた足まわりのおかげで、走りの高級感はアルファード級国産ミニバンをしのぐ。

2名分のサードシートは、大人には窮屈。それを床に格納して「5人+大量の荷物」を積むのが理想的。欠点はボディの“見切り”が悪く、運転していると、サイズ以上にデッカく感じること。でもそんなのカンケーねえ、というシトロエニストには太鼓判の楽しいミニバン。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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