富士スピードウェイで2日、ニッサンのモータースポーツファンのためのイベント『NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY SCOOP2007』が開催され、3万人のファンが来場した。目玉は、SUPER GTの08年シーズンでの出走が決定している日産『GT-R』のGTマシンお披露目。さらにGT-Rの市販車のイベントもふたつほど実施された。
まずコースでは、「NISSAN GT-R パフォーマンスデモンストレーション」が行われた。スーパー耐シリーズSTクラス1の07王者マシンである3号車『ENDLESS ADVAN Z』との比較で、GT-Rのパフォーマンスを披露。『ENDLESS ADVAN Z』は『フェアレディZ Z33』をファインチューニングしたレースマシンにも関わらず、加速、ブレーキング勝負とも、GT-Rが上回る性能を見せつけた。
またスタンドイベントエリアでは、「NISSAN GT-R ディスカッション」を実施。日産自動車車両開発主管兼チーフ・プロダクト・スペシャリストの水野和敏氏がステージ上で、ホワイトボードを用いて『GT-R』についての解説を行った。そのあと、メインのテストドライバーでドイツ・ニュルブルクリンクサーキットのフルコースで7分38秒54の記録を出した鈴木利男氏と、国内でテストを担当した影山正美選手が登場し、トークショーを実施。貴重な話をファンに披露した。
そのステージのそばの「NISSAN GT-R コーナー」では、まだあまり展示されていないバイブラントレッド色のGT-R実車を展示。コックピットに乗るために常に来場者が長蛇の列を作った。
そのほか、日産自動車のカルロス・タバレス副社長も参加した「マーチカップ・エキシビションレース」などの各種レース、SUPER GTの監督や選手らによるトークショー、レースクイーン撮影会、ピットワークシミュレーション、『グランツーリスモ5プロローグ』ゲーム対決など、子供も大人も楽しめるイベントが広い会場の各地で行われた。