【横浜ゴム スタッドレスタイヤ勉強会】インチアップするとどうなる?

エコカー 燃費
【横浜ゴム スタッドレスタイヤ勉強会】インチアップするとどうなる?
【横浜ゴム スタッドレスタイヤ勉強会】インチアップするとどうなる? 全 7 枚 拡大写真
横浜ゴムスタッドレスタイヤ勉強会で3番目に用意されていたのが、標準仕様では16インチタイヤのクルマに、18インチタイヤのスタッドレスを装着すると、どのような挙動変化が起こるかというテスト。

18インチのスタッドレスタイヤを履いたクルマでコースインしてみると、16インチに比べて接地感が高まり、ハンドリングもシャープさが増す。それに加えて横方向のグリップ力も高まっている。つまりスタッドレスでも、サマータイヤでインチアップしたときのように、運動性能を高めることができるのだ。

タイヤ実験部の井上さんは「スタッドレスでインチアップした場合も、サマータイヤと同じような効果を得ることができます。ただし、幅が広かることで横方向の接地面積は増えますが、縦方向は多少減るのでトラクションや制動能力は若干低下する傾向があります」

「それをカバーするために、ロープロファイルのスタッドレスタイヤではサイプを増やして接地圧を高める工夫を施しているので、スタッドレスでもインチアップしたサイズを選んでいただきたいと思います」という。

確かに18インチを履くことで雪上での運動性能は高まり、ブレーキやトラクションに対するマイナス面もほとんど感じられなかった。スタッドレスでインチアップは敬遠されがちだが、高性能車に乗っている人や雪の少ない地方でスタッドレスを履く人にはオススメできる設定だ。

今回はさまざまな条件でテストをすることができたおかげで、スタッドレスタイヤの基本が理解できたとともに、横浜ゴムのアイスガードブラックiG20の雪上&氷上能力の高さを再認識することができた。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る