【日産 スカイラインクーペ 詳報】切れ味のよいトランスミッション
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スカイラインクーペの開発を担当した車両開発主管の田村正樹さんは「スカイラインクーペのATはロックアップ領域の拡大により、ダイレクト感のあるフィーリングを実現しています。また、シンクロレヴコントロールや「タイプS」と「タイプSP」にパドルシフトを採用することで、スポーティな走りにも対応できる設定としています」
「Dレンジからマニュアルモード側に倒すとDSモードに入り、そのDSモードでは自動変速を行ないつつ高回転を維持してくれますので、スポーツ走行に適したシフトスケジュールを行なってくれます」
「6速MTは1〜3速のトリプルコーンシンクロの採用やショートストローク設計により、スムーズで素早いシフトチェンジが可能となっています」と話す。
確かにスカイラインクーペのATは、シフトダウン時にシンクロレヴコントロールが入り、切れ味のよい軽快なシフトダウンを行なってくれる。シンクロレヴコントロールはマニュアルモードだけではなく、DSモードで走っている際にも介入するので、DSモードならさらに容易に、豊かなエンジンパワーを引き出すことが可能だ。
6速MTは滑らかな操作性を持ちながらも、じゅうぶんな剛性感があり、心地よいシフトフィールを味わうことができる。
5速ATと6速MTともにスカイラインクーペのキャラクターに合った、スポーティなトランスミッションに仕上げられている。
《岡島裕二》