新日本石油、石油の先物取引に直接参入へ

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新日本石油は、国内石油先物市場への積極的な取り組みを行うため、東京工業品取引所(TOCOM)に会員資格申請を行ったと発表した。

TOCOMは1984年に東京繊維商品取引所、東京ゴム取引所、東京金取引所による3取引所が統合して発足した先物取引所。1999年からは石油(ガソリン、灯油)取引を開始、2001年には原油取引を加えてている。会員数は105社。

今年10月には、1日における値幅制限の緩和、未決済の取引数量制限の大幅緩和で利便性の向上を図っており、石油市場の産業インフラとしての機能などを高め、現物を取り扱う石油業者などに魅力的な市場を構築することを目指している

TOCOMを始めとする先物市場は、信用条件などの一定の基準を満たせば、誰でも取引に参加することが可能で、取引は市場メカニズムに基づいて決定されることから透明性、信頼性があるとしている。

同社は価格変動が激しい石油を取り扱う石油元売り会社として、従来からコストと売価との間のリスクヘッジを行うために一部の取引で先物市場を活用してきたが、10月のTOCOMの利便性向上により、その取引機会を広げることが可能となったと判断、会員資格申請を行い、今後は自ら取引を行うことで先物市場を利用拡大していく方針だ。

《レスポンス編集部》

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