【スタッドレスタイヤ徹底ガイド'07】クルミの殻と6角形のブロックが氷上走行に効く…トーヨータイヤ ガリットG4

自動車 ニューモデル 新型車
【スタッドレスタイヤ徹底ガイド'07】クルミの殻と6角形のブロックが氷上走行に効く…トーヨータイヤ ガリットG4
【スタッドレスタイヤ徹底ガイド'07】クルミの殻と6角形のブロックが氷上走行に効く…トーヨータイヤ ガリットG4 全 4 枚 拡大写真

トーヨータイヤのスタッドレスタイヤといえば、「クルミの殻」を用いたことで有名だが、そのわかりやすいイメージで販売本数を伸ばしているそうだ。実際に氷をクルミの殻でガリット引っ掻いてグリップを出しているのかどうかは見たことがないが、長年これで押しているところを見ると、氷上グリップに対して絶大な効果をもたらしてくれている証だろう。クルミの殻はクルマ1台分で700万粒内包されているというから凄い数だ。

【画像全4枚】

アイスバーンではその表面の薄い水膜を取り除くことがグリップを確保するポイントになるが、「吸水カーボニックパウダー」というものを配合して、薄い水膜をゴムが吸い取り直接アイスバーンとゴムが接触するようにしてグリップを確保している。これをNEO吸水クルミックスゴムと呼んでいる。

『ガリットG4』のゴムの配合以外の特徴はトレッドパターンにある。「スパイダーサイプ」と呼ぶ6角形の切れ込みがひとつ一つのブロックの中に刻まれているところがユニークだ。6角形の切れ込みの周辺には放射状に蜘蛛の足のようにサイプを入れることにより、全方位的にエッジ効果を出しアイスバーンでのグリップを引き出している。

このスパイダーサイプも「NEO Gテクノフェイス」と呼ばれるトレッドパターンの特徴のひとつだ。このほかにもNEO Gテクノフェイスは「大振幅波型サイプ」「厚み違いサイプ」「溝底補強ブロック」「3Dサイプ」「Vカッター」などがある。

大振幅波型サイプはトレッド面中央のセンターリブに描かれている。リムの中を大きく蛇行するようにS字のサイプが刻まれているが、これにより全方向に優れたエッジ効果を発揮する。また、厚み違いサイプは部分的にサイプの位置を変え、ゴムの厚み違いを採用することによって、制動時にサイプを閉じにくくして大きなエッジ効果と除水効果を発揮するようにしているのだ。

溝底補強ブロックはグルーブの底に出っ張りを設けて制動時やコーナリング時にとなりのブロックといっしょに倒れこまないように支える役目をもち、ブロックの内部にデザインされている3Dサイプによって、大きな力がかかるドライ路面でのブロック剛性を確保している。

Vカッターとはバットレス部分(ショルダーとトレッド面との中間)の形状を表す。わだち路でVカッターが強力なエッジ効果を発揮し、安定した走行ができるようにしている。

ユニークなアプローチが特色のトーヨータイヤであるが、スタッドレスタイヤも夏タイヤ以上におもしろい機能アプローチが盛りだくさんだ。

IMPRESSIONPROFILEタイヤ徹底ガイドTOP
試乗MOVIE

《こもだきよし》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BYD ラッコ 新型試乗】クルマとしての出来は「極めて高い」が、その真髄は別のところにあった…中村孝仁
  2. 三菱『デリカD:6』予想CG公開! PHEVを採用? D:5の進化のゆくえ
  3. 全国から79台の“クジラ”が集結…アルシオーネSVX35周年全国ミーティング2026
  4. 新型ハーレーダビットソンに「普通自動車免許で乗れる」!…モーターサイクル記事ベスト5 2026年上期
  5. ブレイズ、四輪特定小型原動機付自転車「e-CARGO」増産へ…受注好調で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  4. ブリヂストンとNXタイロジスティクス、使用済みタイヤの資源循環などで覚書締結
  5. ジョイフル本田、宇都宮店にソーラーカーポート設置…ホームセンター業界最大級の発電容量1126.4kW
ランキングをもっと見る