【スタッドレスタイヤ徹底ガイド'07】スムーズでふらつきのない走り…トーヨータイヤ ウインタートランパスMK3

自動車 ニューモデル 新型車
【スタッドレスタイヤ徹底ガイド'07】スムーズでふらつきのない走り…トーヨータイヤ ウインタートランパスMK3
【スタッドレスタイヤ徹底ガイド'07】スムーズでふらつきのない走り…トーヨータイヤ ウインタートランパスMK3 全 6 枚 拡大写真

マツダ『MPV』23Tに215/55R18 94Q M+Sというサイズの『ウインタートランパスMK3』を履き、市街地、高速道路、ワインディングロード、そして雪とアイスバーンの道を試した。

MPVは重量級のミニバンであるが、スポーツ色の色濃いマツダのクルマであるから、その動きは軽快でスポーティである。ウインタートランパスMK3はスタッドレスであるが、MPVの軽快さやスポーティさを損なわないタイヤでマッチングはなかなか上々だった。

アルファルト舗装のドライ路面でも雪道、アイスバーンにおいてもしっかりしたグリップを感じることができたのは、ウインタートランパスMK3がもつタイヤそのものの剛性の強さが功を奏していると思われる。

スノードライブといっても高速道路を走っていくときにはドライ路面のケースは多い。ここでしっかりした感触が得られることでそのタイヤへの信頼が厚くなるが、多くの人数が乗れるミニバンではよりいっそう大事なことだ。ウインタートランパスMK3はスタッドレスタイヤということを忘れるくらい夏タイヤ並みのしっかり感があるといっていい。

まず高速走行でふらつかないことだ。リヤタイヤがしっかりグリップしていることが安定感につながっている。これは直進時のハンドル修正が少なくてすむことになり、長距離ドライブが疲れない、しいては安全運転しやすいタイヤというよい方向に回っていく。

ハンドル応答性はキビキビ感がありスポーティなMPVの特性が生きている。だから高速道路だけでなくワインディングロードでもドライビングが楽である。応答遅れがなくハンドルの切り角に素直にノーズが向きを変えてくれるからだ。

大事な雪道やアイスバーンの性能レベルも高い。滑りやすい路面でスムーズに走れるところがいい。重量のあるMPVであるが、その重さを感じさせることなく雪道での発進、停止ができる。FFモデルであったがアクセルペダルを強く踏み込んでも前輪の空転はしにくく、きれいに発進してくれる。これはアイスバーンでも同様で重さがトラクションにつながっているような力強さを感じられた。

ウインタートランパスMK3は、ドライ路面でも、肝心の雪道、アイスバーンでもミニバン専用と謳うだけのことはあって、しっかりとしたグリップで安心して走れるスタッドレスタイヤだ。

【画像全6枚】

IMPRESSIONPROFILEタイヤ徹底ガイドTOP
試乗MOVIE

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. BYDが新型PHEVワゴンを欧州初公開、エンジン併用で航続1300km以上…IAAモビリティ2025
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る