出光興産 天坊社長、OPEC生産枠据え置きでコメント

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出光興産の天坊昭彦社長は、アラブ首長国連邦アブダビで開催されたOPEC総会で、石油の生産を現行目標を据え置き、2008年2月1日に臨時総会の開催を決議して終了したことに関して「OPECが増産を控えた理由は、原油価格下落に対する警戒感によるもの」との見方を示すコメントを発表した

原油下落の警戒感については、ニューヨーク商業取引所のWTI原油は、1バレル当たり90ドルを割り込み、増産によって下落が加速する可能性があることやOPECが追加増産を決議しても、実際に原油が消費国に到着するのは不需要期を控えた時期となり、2008年第2四半期には在庫が積み上がることを警戒してのことと、している。

また、地政学的リスクであるイランに関し、2003年に核開発計画を中断したとの米国家情報評価(NIE)を受け、米国とイラン間の緊張が緩和する兆しがでてきたことも理由としている。

その上で「今回、増産を見送ったことで、原油価格は一旦下げ止まると予想する。タイトな需給構造の懸念は解消されておらず、今後のイラン情勢や米国の寒波次第では、再び原油価格は100ドルを目指して上昇する可能性は十分ある」としている。

《レスポンス編集部》

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