日立、クラリオンに車載情報システムの開発機能を集約

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日立、クラリオンに車載情報システムの開発機能を集約
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日立製作所とクラリオンは、CIS(車載情報システム)関連製品の開発効率の向上を目的に、2008年3月31日付で両社合弁の開発受託会社であるエイチ・シー・エックス(HCX)を解散し、その開発機能をクラリオンとクラリオンの100%子会社であるザナヴィ・インフォマティクスに移管すると発表した。

自動車の情報ネットワーク化の進展に伴って今後、市場領域が拡大すると見込まれるCIS事業の強化に向けて、日立は、クラリオンを中心とする開発体制を構築し、開発効率の向上を図る。

日立は、CIS事業を含むオートモティブシステム事業を日立グループの中核事業の一つと位置付けて、強化を図ってきた。この中で、日立、クラリオン、ザナヴィの3社は、2000年12月に、カーナビゲーションの共通プラットフォームをはじめとしたCIS関連製品の開発を目的に、HCXを設立した。

また、2005年には、日立とクラリオンが包括的業務提携を結び、2006年に日立がクラリオンを連結子会社化するなど、CIS事業強化のため、連携を強めてきた。その後、2007年に日立の100%子会社だったザナヴィをクラリオンの100%子会社とし、クラリオン・ザナヴィ両社の生産・購買機能をクラリオンに統合するなど、日立グループでのCIS事業の強化に向けて、運営体制の集約化を推進してきた。

今回、HCXの開発機能をクラリオングループに集約することで、開発の効率化を図り、自動車の中と外とをつなぐ情報のネットワーク化の進展に向けて、CIS関連製品の競争力向上を図る。

日立とクラリオンは、製品の基盤となる基本ソフトウェアや先行技術開発、資材調達から生産、販売、サービスなど全般における効率化を図り、CIS事業を拡大する。

《レスポンス編集部》

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