【クラリオン MAX8750DT 使ってみた】高精細WVGAをフルに生かす新型地デジチューナー

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【クラリオン MAX8750DT 使ってみた】高精細WVGAをフルに生かす新型地デジチューナー
【クラリオン MAX8750DT 使ってみた】高精細WVGAをフルに生かす新型地デジチューナー 全 7 枚 拡大写真

車載用での地デジへの関心が急速に高まるにつれ、ユーザーがとくに気にし始めているのがチューナーの受信能力だ。

アナログ時代は電波が弱くなってもノイズを混入しながら何となくつながっていたものだが、デジタルになると電波がある一定以下になるとプツッと途絶えてしまう。実は、ユーザーが地デジに対して不満を持っているのはこの部分。受信したときの安定した画面を評価する一方で、ビル陰などで発生するこの症状に対策を求める声は大きい。

そんな中で、クラリオンはその起死回生策として「4アンテナ×4チューナー」システムを地デジチューナーに導入した。これによって、かつてない安定した受信能力を確保したのである。その原理を一言で言えば、受信経路が増えることで安定受信のチャンスが広がったということ。もちろん、これに伴ってメモリの容量も増やさなければいけないし、これを瞬時に処理するCPUの搭載も不可欠。クラリオンはこの安定受信のために、その技術を惜しみなく投入している。

また、このシステムの導入は12セグでの受信エリアがさらに拡大するというメリットももたらしている。従来ならワンセグに切り替わってしまったエリアでも、高画質な12セグ放送のままでTV放送が楽しめるというわけだ。そして、見逃せないのはモニターに7.0型WVGAを採用していること。その解像度は800×480ドットと従来モニターの約4倍! 地デジはハイビジョン画質で送信されているが、その高精細な映像を少しでも活かすには解像力の高いモニターとの組み合わせが必須なのだ。視聴してみると、細部までが実に細かく表現され、階調も十分に豊か。

さらに、このモニターはコントラストがかなり高いので、日中の視聴でもその美しさを十分堪能できる。「4アンテナ×4チューナー」の安定受信と、WVGAモニターの組み合わせ。これこそが地デジ時代にふさわしい組み合わせと言えるのではないだろうか。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る