【トヨタ パートナーロボット 第2世代】開発部長講演…今年のロボット

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ パートナーロボット 第2世代】開発部長講演…今年のロボット
【トヨタ パートナーロボット 第2世代】開発部長講演…今年のロボット 全 7 枚 拡大写真

「今年のロボット」大賞2007の記念シンポジウムが2007年12月21日、東京・青山のTEPIAホールで実施され、トヨタ自動車理事パートナーロボット開発部長の高木宗谷氏が登壇。特別講演として、『パートナーロボットと作る未来の形』を行った。

高木氏は75年に入社し、80年代はレーザとロボットを組み合わせたレーザロボットの開発などを担当。2000年代に入ってからはパートナーロボットの開発に着手し、05年にパートナーロボット開発部を設立し、同部長に就任した。愛・地球博で披露されたトランペットを吹く2足歩行型のロボットなどや、今月6日に発表された「バイオリンロボット」やパーソナルモビリティロボット『モビロ』なども手がけた人物である。

講演内容は、これまでに披露されたトヨタパートナーロボットの紹介と、その特徴的な機能に関する技術解説、今後の展開などが語られた。動画も数多く使用され、カカトを跳ね上げて走るロボットの走行シーンや、バイオリンロボットの弦にビブラートをかける指先、介助犬ロボットの病室でのデモンストレーションなどが大型スクリーンで上映された。

トヨタは、今後の少子高齢化が進む日本に対し、ロボット技術でそれを支えるべく、今後も家事支援、介護・医療支援、パーソナル移動支援、製造モノづくり支援の4方向で開発を進めていくとしている。そのため、人と協調する技術、移動技術、全身運動能力、道具を使う能力を磨いていくという。

あまり一般的に公開されていない技術としては、人が装着することで筋肉の負担を減らし、なおかつ作業の正確性を上げるウェアラブルアシストや、ワイヤーを利用することでヒザ下の軽量化と柔軟性、スリムさを実現したワイヤー駆動型ロボット、研究・開発中の人工筋肉などもスクリーン上で紹介されていた。

そのほか、パートナーロボットは機械、設備のグローバル安全規格体系の中で当てはまる分野がなく、法整備の遅れを訴える一面もあった。

《デイビー日高》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る