横浜ゴムが支援する「天ぷら油によるパリダカ参戦プロジェクト」でドライバーとして参加を予定していた片山右京氏は、ダカールラリー2008が開催中止になったことについてコメントを発表した。
1月5日スタートの予定だったダカールラリー2008は、走行区間のアフリカ北西部モーリタニアの治安悪化などを理由に開催中止となった。
参戦2年目となる片山右京氏は「非常に残念です。チームメンバー全員がショックを受けています。ただ今回の中止は止むを得ない判断であり仕方のないことだと思います」としている。
「私たちの天ぷら油BDF(バイオ・ディーゼル・フューエル)によるプロジェクトは、ダカールラリーが全てではなく、他にもやらなければならないことがたくさんあります。環境問題や福祉など同プロジェクトを通して世の中にメッセージを発信し続けなければなりません」
「大会の開催中止という厳しい現実を受け止めながらも、このプロジェクトに関わるすべての人がすでに次の行動に移っています。私自身も来年のダカールラリーに向けてタイヤ、スプリング、エンジンなどのテストをするため、これから1500km移動してテストコースへ行きます」と前向きな発言をしている。