出光興産、スタンドでの防災活動を強化 東海・東南海地震

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出光興産は、東海・東南海地震に備えて系列販売店の協力のもと、防災ステーション活動を強化する。

同社は2007年度中に愛知、岐阜、三重の東海3県で59店のサービスステーション(SS)に、非常用発電機や手動ポンプの設置するほか、1月22日に日進消防署と同社子会社の東海アポロプリテール香久山SSが共同で防災訓練を実施する。

同社は、東海3県で、2006年4月から出光SS防災ステーション活動を展開している。SSは、厳しい消防法の基準を満たして建設された安全で強固な建物で、阪神淡路大震災や新潟中越地震でも、SSの倒壊は1件もなかった。また、防火壁が火災の延焼を食い止める。

一方、震災直後は、自動車の中で避難生活を過ごす被災者も多く、暖を取るためにもガソリンや灯油は必需品だ。

同社は、このSSの強みを生かして地域のニーズに応えるため、震災に伴って停電が続いた場合にも給油を可能とするよう、東海3県の59SSに非常用発電機や緊急用可搬式ポンプを設置する。245のSSに「情報掲示板」を設置して、平時には防災に役立つ情報を提供し、災害時には、地域の災害・復旧情報などを提供する。

2007年度中にはこれらの設置が完了し、出光防災ネットワークを始動する。

今後は、震災による停電を想定して、非常用発電機によるSS給油設備の立ち上げ、可搬式ポンプにより緊急車両である消防車に給油を行うなど、地域消防署とSSが共同で実践訓練を行う予定。

《レスポンス編集部》

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