世界に2台 アウトウニオン タイプDを公開 1月15日から

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
世界に2台 アウトウニオン タイプDを公開 1月15日から
世界に2台 アウトウニオン タイプDを公開 1月15日から 全 1 枚 拡大写真

アウディジャパンは、アウディのブランドショールーム「アウディフォーラム東京」に、世界で2台のみ現存する伝説のレーシングカー1938年型アウトウニオン「タイプD」レーシングカーを15日から一般公開する。展示は6月末までの予定。

今回、日本初の展示となるこの1938年型タイプDは、1939年型と合わせて世界で2台のみ現存する伝説のレーシングカーの1台。これら2台は、第二次世界大戦終戦直後に旧ソ連軍が、当時のアウトウニオンの拠点であったツヴィッカウ(旧東ドイツ)から旧ソビエト連邦へ運び出した。

アメリカ人のポール・カラシック氏が、1980年代に10年以上の歳月をかけて、2台のタイプDの所在を調査したところ、旧ソ連で完全に分解され、バラバラの状態で発見された。カラシック氏は、これらを運び出し、英国のスペシャリストにレストアを依頼。アウディAGは、このレストア作業を技術面でサポートした。

その後、アウディAGは今回展示する1938年型を買い取り、1939年型は個人オーナーの手に渡った。

モータースポーツシーンを席巻したレーシングカーのアウトウニオン「シルバーアロー」が活躍していた1930年代、1938年型タイプDは、同年のレーシングシーズンに備えて、ロベルト・エーバーラン・エーバーホルスト氏率いるアウトウニオンのエンジニアによって開発された。

タイプDの12気筒エンジンは、レギュレーションの改訂に対応し、排気量が3リットルに抑えられている。しかし、マシンの基本ハードウエアは、フェルディナンド・ポルシェ氏がアウトウニオンのために設計・開発したV16エンジンのタイプCを踏襲している。

アウトウニオンは、このタイプDにより、1938年のイタリアおよび英国GPを制した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る