パトカーが追跡のクルマ、対向車と正面衝突

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12日未明、三重県松阪市内の国道42号で、交通違反を行ったとしてパトカーの追跡を受けていた軽乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線で信号待ちをしていた乗用車と正面衝突した。この事故で軽乗用車を運転していた34歳の男性が死亡している。

三重県警・松阪署によると、事故が起きたのは12日の午前1時20分ごろ。これより3分ほど前、松阪市内の国道42号をパトロールしていた同署パトカーが、右折禁止の交差点で右折進入してきた軽乗用車を発見。ただちに停止するように命じたが、クルマはこれを無視して逃走を開始。

クルマは対向車線へのはみ出しを繰り返して逃走したため、パトカーは「追跡は危険」と判断し、約600mで中止した。だが、クルマはそのまま走り続け、松阪市大黒田町付近の交差点で対向車線側に逸脱、信号待ちをしていた対向の乗用車と正面衝突した。

この事故で双方のクルマは大破。軽乗用車を運転していた34歳の男性が胸部強打で間もなく死亡、乗用車を運転していた53歳の男性も胸部骨折などの重傷を負った。

逃走車を運転し、死亡した男性の血液からは高濃度のアルコール分を検出しており、警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものと推測している。

《石田真一》

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