新日本石油、石油系燃料による燃料電池システムの実証実験

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新日本石油は、新エネルギー財団(NEF)が実施する「2007年度固体酸化物形燃料電池(SOFC)実証研究」で、LPG仕様と灯油仕様の2種類のシステムによる実証試験運転を開始したと発表した。

固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、各種の燃料電池の中で最高の発電効率を達成可能であることから、現在開発が進んでいる固体高分子形燃料電池(PEFC)と比べて電気需要の多い家庭などでの使用に適した次世代の燃料電池と期待されている。

実証研究で、新日本石油はシステム提供者としてSOFCシステムを製造するとともに、設置・運転試験者として横浜市内にある同社関連施設の管理人の居住部分に設置し、実際の環境下でのデータを今後6か月以上にわたって取得することで、最新技術レベルと技術的問題点を把握し、今後の技術開発の課題を抽出する。

石油系燃料では同社だけがこの実証研究に参加している。

同社は、SOFCシステムに、石油系燃料から高効率で水素を製造できる独自の改質装置やシステム制御装置など、同社技術の粋を組み込んでおり、今後も燃料電池の普及に向けて様々な施策に取り組んでいくとしている。

《レスポンス編集部》

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