バス運転手の意識喪失起因の事故で特別監査を実施

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庄内交通の路線高速バスが山形県鶴岡市内の国道112号で運転手の意識喪失によってトンネル内で接触事故を起こしたことに関連し、国道交通省・東北運輸局は16日、同社の酒田営業所に対しての特別監査を実施した。

問題の事故は14日午前に発生している。鶴岡市田麦俣付近にある国道112号のトンネル内を走行していた庄内交通バスが運行する路線高速バス(酒田発/山形行き)が縁石に接触した。52歳の運転手は意識を失っており、異変に気づいた乗客がハンドルを操作し、故意に縁石へ接触させ続けることでバスを停止させることに成功。乗客26人にケガはなかった。

運転手は収容先の病院でインフルエンザと判断されたが、後の調べで乗務前に風邪薬を副用していたことが判明。これが原因で眠気を催したものとみられている。薬の服用は点呼後とみられ、会社は運転手の体調不良状態を含めて把握していなかった。

同局では会社側が点呼時に体調不良状態が把握できなかったのは問題として、同社の管理体制をチェックするため、事故を起こした運転手が所属する酒田営業所に対して特別の監査を実施。健康診断の実施状況や、代替運転手の手配(予備運転手への交代が円滑に進められるか)について調べを進めている。

《石田真一》

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