正面衝突事故を起こした少年、危険運転で起訴

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昨年11月、千葉県成田市内の県道で速度超過状態から強引な追い越しを掛けた際、対向車と正面衝突する事故を起こし、6人を死傷させたとして18歳の少年について、千葉地検は18日、この少年を危険運転致死傷罪で起訴した。少年は家裁送致されたが、刑事処分相当として逆送となっていた。

問題の事故は2007年11月2日夜に発生した。成田市赤荻付近の県道を走行していた18歳の少年が運転する乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた32歳女性の運転する乗用車と正面衝突した。双方のクルマは大破。少年側のクルマに乗っていた4人が死傷、女性側のクルマも2人が重軽傷を負った。

現場は片側1車線で見通しの悪い急カーブ。最高速度も40km/h制限だったが、少年は前走車を追い越そうと100km/h超まで加速。その速度を維持したままカーブに進入し、制御困難になっていたことがわかった。

事故の数か月前に免許を取得したばかりだというのにもかかわらず、無謀な運転を行ったことが事故の主因ともいえる事故だけにその扱いが注目されたが、千葉家裁は結果が重大であることから「刑事処分相当」と判断。千葉地検に逆送していた。地検は「制御困難な高速度」を理由として危険運転致死傷罪を適用、18日までに起訴している。

《石田真一》

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