バスが凍結路面でスリップ、対向車線の男性直撃

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24日夜、宮城県仙台市太白区内の県道を走行中の路線バスが凍結路面でスリップし、対向車線に逸脱。対向車線側の路肩に止めた大型トラックの脇でチェーン着装していた男性をはねた。男性は間もなく死亡。警察は56歳のバス運転手を逮捕している。

宮城県警・仙台南署によると、事故が起きたのは24日の午後8時25分ごろ。仙台市太白区茂庭付近の県道を走行していた宮城交通の路線バス(回送中)が凍結路面でスリップし、対向車線側に逸脱。対向車線側の路肩に止めた大型トラックの脇でタイヤチェーンを着装していた43歳の男性がこのバスにはねられた。

男性は近くの病院に収容されたが、転倒した際に頭部を強打しており、脳挫傷が原因で間もなく死亡。警察ではバスを運転していた56歳の男を自動車運転過失致死容疑で逮捕している。

現場は片側1車線の緩やかなカーブ。調べに対し、男は「ブレーキを掛けた直後に制御困難となり、対向車線に逸脱した」などと供述しているようだ。バスは冬タイヤを装着していたが、タイヤチェーンは着装しておらず、警察では凍結路面でハンドルを取られたことが事故の主因と推測している。

《石田真一》

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