日米景気の先行きに対する警戒感から、全体相場は反落。サブプライムローン問題を抱える米国経済への不安感は根強く、国内主要企業の通期業績予想の減額修正が相次いでいることから警戒感が台頭。戻り待ちの売りがかさみ、特に業績に不安のある銘柄が売られた。
主力株への売りも目立ち、円相場は1ドル=107円台に反落したものの自動車株はさえない動きとなった。
トヨタ自動車が前日比120円安の5780円、ホンダが120円安の3310円と反落。日野自動車、スズキも反落し、マツダ、いすゞもさえない。
こうした中、日産自動車が3円高の1003円と小反発。富士重工業、ダイハツ工業もしっかり。
この日の引け後発表されたトヨタの第3四半期決算は、アジア、中近東での販売好調を背景に、連結営業利益が前年同期比12%増の1兆8737億円。