無免許の発覚を恐れ、パトカー引き連れて約20km逃走

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4日午後、大分県大分市内の国道10号で信号無視を行った乗用車がパトカーを振り切り、約20kmに渡って逃走する事件が起きた。警察ではクルマを運転していた33歳の男を道路交通法違反の現行犯で逮捕している。

大分県警・大分中央署などによると、事件が起きたのは4日の午後2時35分ごろ。大分市神崎付近の国道10号をパトロールしていた同署員が、赤信号を無視して交差点を通過する乗用車を発見した。

パトカーは乗用車に対して停止を命じたが、クルマはこれを無視。その後は信号無視や速度超過を繰り返しながら逃走を続けた。警察では緊急手配を行うとともに、ヘリコプターも投入し、空から容疑車両の行方を追跡した。

クルマは約20kmに渡って逃走を続けたが、由布市内の市道を走行中にハンドル操作を誤りって側溝に脱輪。警察は立ち往生したクルマを包囲し、運転していた33歳の男を道交法違反(信号無視)の現行犯で逮捕した。クルマには男の妻子も同乗していたという。

警察の調べに対し、男は「無免許の発覚を恐れて逃げた」などと供述している。乗っていたクルマは「知人から借りた」と自称しているが、警察では盗難車の可能性もあるとして調べを続けている。

《石田真一》

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