横浜ゴムが発表した2007年4 - 12月期の連結決算は、売上高が前年同期比11.4%増の4097億円、営業利益が同80.2%増の308億円と増収増益となった。
タイヤ、MB事業ともに販売が伸び、原材料価格の高騰や流通コストを中心とする販管費の増加を吸収した。大幅な増益を牽引したのは特にタイヤ事業で、売上高が前年同期比13.1%増の3125億円、営業利益は同98.8%増の256億円だった。
また、海外販売が大幅に伸びたうえ、米国やアジアの子会社の収益改善が順調に進んだ。為替レートが円安に推移したことも増益に寄与した。
経常利益は同65.3%増の283億円となり大幅な増益となった。当期純利益は同88.1%増の257億円だった。経常利益の増加に加え、北米子会社の収益改善などに伴う税効果があり利益を押し上げた。
通期業績見通しは、業績は予想以上に好調なものの、原材料価格の上昇が懸念され、為替の円高傾向も強まっていることから、前回発表したもの据え置く。