日産自動車は、4月5日からロンドン・サイエンス・ミュージアムで開始される「ザ・サイエンス・オブ・サバイバル」に5年間に渡って協賛し、同社の環境技術を中心とした展示を行うと発表した。
ザ・サイエンス・オブ・サバイバルは博物館展示で「2050年の世界にあなたはどのように生活しているか」をテーマとする体験型の展示。今後2012年までに様々な国、会場で同様の展示が行われていく。
日産は、「Eating」、「Drinking」、「Enjoying」、「Moving」、「Building」という5分野のうち、「Moving(移動)」分野の展示に対し、『PIVO』の4分の1スケールモデルやリチウムイオンバッテリーなど技術展示物を提供する。
来場者には、展示物やインタラクティブ性のあるゲームなどを通じて、2050年の将来を考えてもらう。主催者側は5年間で約400万人の来場者を見込んでいる。
日産は、ザ・サイエンス・オブ・サバイバルに協賛することで、環境への取り組み事例を活用しつつ、社会貢献活動の重点分野である「教育への支援」、「環境への配慮」を具現化することが期待できると判断した。また、今回の協賛は、主催者が狙いとしている「2050年を考える」というテーマが、「ニッサン・グリーンプログラム 2010」で掲げている多角的な取り組みに対して、最もふさわしいものと考えたと、している。