日産『ローグ』は命名ミス?

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日産『ローグ』は命名ミス?
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アメリカの自動車関係のブログで、日産『ローグ』がホットな話題となっている。発端は、「ローグっていい車なのに、名前がイメージと合っていない。名前を変えるべきでは?」という発言。これに賛同者が続出、日産には命名センスがない、と酷評されている。

ローグには、「悪漢、はぐれ者」と、「お茶目な、いたずらな」という2つの意味がある。日産は当然後者をイメージして命名したのだろうが、大多数のアメリカ人は前者のイメージを思い浮かべる、という。

ローグのライバルとなるのはホンダ『CR-V』、トヨタ『RAV4』、サターン『ビュー』、フォード『エスケープ』、マーキュリー『マリナー』などだが、これらの名前にはネガティブなイメージが少ない。エスケープには「逃亡」の意味もあるが、日常生活からの離脱、というイメージで捉えられることが多い。

ローグはカープラットホームのクロスオーバーで、「滑らかなライン、洗練されたデザイン、優れた乗り心地」が高く評価されている。こうした特徴のどれもが「ローグ」という言葉にそぐわない、と多くのアメリカ人は考える。ローグというとむしろハマーのようないかついデザイン、オフロードに徹したラフな乗り心地、という印象を受けるという。

クロスオーバーはSUVなどライトトラック系がシェアを落とす中で唯一成長が見込めるカテゴリーだけに、名前は意外に重要な意味を持つのかも知れない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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