衆院予算委員会は28日、道路特定財源に関する2回目の集中審議を行い、そのなかで福田康夫首相は、一般財源化枠を徐々に拡大していく可能性もあるとの考えを示した。
民主党の岡田克也副代表が「余剰分の一般財源化では一般財源化と言うに値しない」などとして全額一般財源化を求めた。
それに対し答弁した福田康夫首相は「ユーザの理解を得ながら行う必要があり、いきなりは難しい。だんだんにやる方法をとっている。一般財源化への理解が得られるなら、幅を広げる決断ができるときもあるだろう」と述べ、一般財源化枠を徐々に拡大していく可能性もあるとの考えを示した。
また、ガソリン税の環境税化について問われた福田首相は「一般財源化のひとつの考え方として、環境という考え方もある。ユーザーの理解が得られるかどうかだ」などと答えた。