乗用車、路面電車と衝突 スリップして軌道内に進入

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24日午前、長崎県長崎市内の国道202号を走行していた乗用車がスリップし、道路中央部にある長崎電気軌道の軌道内に進入。進行してきた路面電車と衝突した。このクルマは対向車線側にそのまま飛び出し、軽乗用車とも衝突している。

長崎県警・長崎署によると、事故が起きたのは24日の午前9時ごろ。長崎市大黒町付近の国道202号を走行していた57歳男性の運転する乗用車がスリップ。道路中央部にある長崎電気軌道の軌道内に進入し、直後に進行してきた路面電車の車両と衝突した。

クルマは電車に押し出されるようにして、今度は対向車線側に逸脱。順走してきた軽乗用車とも衝突した。この事故で乗用車を運転していた男性と、路面電車に乗っていた30歳の女性が打撲などの軽傷を負っている。軽乗用車の運転手と、他の乗客乗員約20人にケガはなかった。

現場はJR長崎駅前の交差点。警察の調べに対し、路面電車の運転士は「クルマがスーッと滑るように軌道内に飛び込んできた」などと話しているという。

《石田真一》

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