【インプレ'08】河村康彦 レクサス『LS600h』新時代の高級車

試乗記 国産車
【インプレ'08】河村康彦 レクサス『LS600h』新時代の高級車
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アクセルONとともにほとんど間髪を入れずに力強い加速を始めるさまは、さすがは電気モーターアシストの成せる技。

その後は、5リッターのV8エンジンが生み出すトルクとのコンビネーションにより、シームレスに続く息の長い強力加速感が、このクルマならではの「新時代の高級車」観を色濃く演出する。

『LS460』で定評の静粛性にもさらに磨きが掛かり、初代『セルシオ』から続く「世界一静かなクルマ」というアイデンティティを見事に昇華させて継承。

いっぽうのウイークポイントは、LS460比で300kg近いレベルまで増えてしまった重量と、駆動用バッテリーに占領され容量/形状ともにこのクラスの標準レベルを大きく下回るトランクスペースの使い勝手。とくに後者は、欧州市場における競争力を考えると致命的とも思えるもの。

日本市場でも、“ゴルフ族”が購入を断念し、やむなくLS460を選ぶ例も少なくないと聞く。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

河村康彦|モータージャーナリスト
1985年よりフリーランス活動を開始。自動車専門誌を中心に健筆を振るっているモータージャーナリスト。愛猫家なのに猫アレルギーが発症し、このところ辛い毎日……

《河村康彦》

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