クルマの下敷きになった被害者、警官と救急隊員が見落とす

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2日午前、宮城県仙台市青葉区内の市道で、スーパーマーケット駐車場から進出してきた乗用車が暴走、歩道の歩行者を直撃する事故が起きた。この事故で2人が死傷。現場に出動した警官がクルマの下敷きとなっていた被害者を見落とすトラブルも起きた。

宮城県警・仙台北署によると、事故が起きたのは2日の午前11時20分ごろ。仙台市青葉区柏木付近にあるスーパーマーケット駐車場から市道に進出してきた77歳男性の運転する乗用車が暴走。前方を進行していた75歳女性の乗る自転車に接触した後、歩道に乗り上げた。

通報を受けて現場に急行した同署員は、転倒した際に軽傷を負った自転車の女性のみを被害者と認識していたが、事故から約40分後にクルマの下敷きとなっていた79歳の男性を発見。男性は近くの病院に収容されたが、間もなく死亡が確認された。即死とみられている。

この男性の存在には警官も救急隊員も気づいておらず、現場に到着した救急車も女性のみを乗せて近くの病院に向かっていた。クルマを運転していた男性は事故後にパニック状態となっており、聴取が難しかったことも発見遅れの原因ではないかと推測されている。

事故はアクセルとブレーキの踏み間違いが原因とみられており、警察では引き続き調べを進めている。

《石田真一》

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