日産自動車は、2008年ジュネーブモーターショーに新型インフィニティ『FX50』を出展すると発表した。新型インフィニティFX50は、スポーツカーの要素とSUVの要素とを融合した上級クロスオーバーモデルで、今年6月から米国、10月から欧州で発売する予定。
デザインは、FXシリーズ共通の個性と力強さを表現した。エクステリアは、ロングフードとショートオーバーハング、大径タイヤによりスポーツカーらしいプロポーションを表現し、ダイナミックなアーチ型ルーフのキャビン形状は新型FXの大きな特徴となっている。
大胆な形状を持つフロントグリルや象徴的な形状のヘッドランプ、リヤコンビランプは、新型FXの個性をより際立たせている。金属調塗装の6本スポーク21インチホイール&タイヤは踏ん張り感とSUVらしさを表現。
インテリアは、スポーツカーらしい囲まれ感を演出するダブルウェーブの流れを持つインストルメントパネル形状を特徴とし、力強い形状のセンタークラスターや上質な仕立てのシートで快適性とスポーティ感の両立を図った。
エンジンは、最高出力390PSの新開発の5.0リッターV8エンジンを搭載VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)により、高トルク、低燃費、低エミッションを実現している。
また、日産自動車初の7速オートマチックトランスミッションに、アダプティブシフトコントロール(ASC)やシンクロレブコントロールを採用し、よりスポーティでスムーズな走りを実現するとともに、マグネシウム製パドルシフトにより素早い変速が可能。
さらに、新開発の「コンティニュアス ダンピング コントロール」(電子制御式ショックアブソーバー)の採用やSUV車として初のリヤアクティブステアの採用により、ハンドリングと乗り心地を両立した。
このほか「アラウンドビューモニター」、「インテリジェントクルーズコントロール」(全車速追従機能付)、「スクラッチシールド」などの先進技術を標準装備している。