【GARMIN zumo550 使ってみた (1)】これならツーリングでも迷わない バイク専用ナビ

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【GARMIN zumo550 使ってみた (1)】これならツーリングでも迷わない バイク専用ナビ
【GARMIN zumo550 使ってみた (1)】これならツーリングでも迷わない バイク専用ナビ 全 7 枚 拡大写真
◆多くのライダーが待っていたバイク専用のナビ

ライダーにとってツーリングは大きな楽しみのひとつ。ツーリング目的でバイクを買う人も多く、その意味ではナビの需要が高いのはクルマよりもバイクの方だといってもいいほどだ。

カーナビのメーカーもそういった需要を知らないはずはないが、それでも長い間バイク用ナビが発売されなかったのは、バイク特有の問題をクリアするのが難しかったからだろう。バイクは振動が大きいし、雨が降ればナビも濡れてしまう。ホコリや排ガスも容赦なく降り注ぐなど、精密機械であるナビには厳しい使用状況だ。

こういったバイク独特の問題への解答となったのがメモリーナビだ。地図データをSDカードなどのメモリに保存するメモリーナビはDVDナビやHDDナビと違って、機械的なメカ部分がない。そのため耐衝撃性や防水性を確保しやすく、しかも小型軽量にできる。

実際、メモリーナビが登場すると、同時にバイク用ナビも各メーカーから続々発売されるようになった。


◆ポータブルナビとも違うバイク専用のzumo550

現在ではバイク用ナビはいくつかの製品が販売されているが、それらの中には自動車用や徒歩用のポータブルナビと大差ない製品も少なくない。たしかにメモリーナビならそれだけである程度バイク用としての要件は満たすが、それではバイク用として使えはしても、使いやすいとまでは言えないはずだ。

前置きが長くなったが、今回紹介するGARMINの『zumo550』(ズモー・ゴーゴーマル)は正真正銘、バイク専用に作られたナビだ。どこがどうバイク専用なのか、まずアウトラインを紹介しよう。

zumo550は、本体寸法が幅122mm×高さ99mm×奥行き41mmのメモリーナビ。丸みを持った形状が特徴的だが、そのソフトな雰囲気とは裏腹にモーターサイクル向けの耐バイブレーション性能と防水機能を併せ持っている。防水性能は30分間の水没にも耐えるIPX7となっており、当然、砂埃などにも強い。

操作にはタッチパネルと本体左側に配置されたボタンを併用する。左側とはつまりスロットルを握ったまま操作できるようにとの配慮であり、タッチパネルのボタンもグローブを装着したまま操作できるように配慮されている。

バイクへの取り付けは付属のマウントを使ってハンドルバーなどに固定する。電源はリチウムイオンバッテリーとバイクから供給する外部電源の2way。しかも、本体をマウントに取り付ければ自動的にバイクから電源が供給される仕組みで、いちいちケーブルを抜き差しする必要がない。

《山田正昭》

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