【トヨタスポーツ】フル参戦の中嶋一貴「あっという間にテストが終わった」

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【トヨタスポーツ】フル参戦の中嶋一貴「あっという間にテストが終わった」
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7日の「トヨタ・モータースポーツ発表会」には、今季、ウィリアムズ・トヨタのレギュラードライバーとしてF1に参戦する中嶋一貴も登場。

「あっという間に冬のテストが終わったような感じです。(初のフル参戦なので)たいへんなシーズンになるとは思いますが、しっかり準備をすることができたと信じて、頑張ります」と、抱負を語った。

昨年はGP2に参戦しながらウィリアムズ・トヨタのテストドライバーを務め、最終戦ブラジルGPでF1デビューも果たした中嶋。初のフル参戦を控えたこのオフのテストで、ウィリアムズのニューマシンはかなりの高評価を得ている。スーパーアグリ&佐藤琢磨が先行き不透明な状況に陥っているだけに、ジャパニーズパワーの新たな切り込み隊長として、中嶋には大きな期待がかかるのだ。

この中嶋は、トヨタの若手ドライバー育成プログラムであるTDP=Toyota young Drivers Programで育ったドライバーだ。トヨタは、今季も中嶋を含む14人の有望な若手選手をサポートする(うち外国人選手3人)。なかでも上級カテゴリーに参戦する“上位組”の4人の日本人ドライバーがこの日は顔を揃えており、TDPが確実に成果を挙げつつあることがあらためて実証された。

中嶋がF1レギュラーとなり、小林可夢偉がGP2参戦&トヨタF1テストドライバーに。そして07年全日本F3王者の大嶋和也は今季、ユーロF3に参戦。石浦宏明も国内最高峰のGT500とフォーミュラ・ニッポンに昇格して今シーズンを戦う。

日本人F1レギュラードライバーの誕生によって、ひとつの区切りを迎えたともいえるTDPだが、これからも多くの若い才能を発掘・育成して、世界へ、あるいは国内トップレベルへと巣立たせてゆくことだろう。

《遠藤俊幸》

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