マツダは、ロータリーエンジンを搭載した4ドア・4シーターのスポーツカー『RX-8』をマイナーチェンジして10日から発売した。
今回の変更では、走行性能やスポーティなスタイリングを進化・熟成させると同時に、質感や機能性の向上を図った。
外観は、開口部を大型化したフロントバンパー、サイドマーカーを統合したヘッドランプユニット、エアアウトレット一体型サイドウインカー、LED内蔵のリアコンビランプなどの採用で、スタイリングを一新した。
アルミホイールは、一部グレードで従来の16インチを17インチに変更すると同時に、ローターを模した3種類の新デザインとした。
ボディカラーには質感の高い「ダイアモンドグレーメタリック」新たに追加するなど、全8色を設定した。
内装では、「Type S」と「RX-8」には織りの細かいファブリック素材(ブラック)を、「Type E」にはパンチングを施した本革素材(ブラック、レッド、ベージュの3色)を採用したシート、シルバー塗装や白色の照明を追加したタコメーターを新たに採用するなど、質感の向上を図った。また、メモリー機能付パワーシート、電動スイッチタイプの運転席前倒機構、センターパネル一体型のナビゲーションシステムなどの採用で、機能性も改善した。
動力性能では、新型のウォーターポンプやオイルポンプの採用などでロータリーエンジンの基本性能を改善、6速マニュアル変速機のギア比の見直しにより、常用域での加速感の向上を図った。ボディの局部剛性の向上や空力特性の改善などボディ構造も見直すことで、スポーツカーとしての走行性能の進化を目指した。
価格はType Eが300万円。