日本自動車レース工業会 発足…すでに具体的活動を開始

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日本自動車レース工業会 発足…すでに具体的活動を開始
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11日に発足が発表された「日本自動車レース工業会」(JMIA=JAPAN MOTOR-RACING INDUSTRY ASSOCIATION)の理事会には、会長である童夢の林みのる氏を筆頭に、日本の「自動車レース工業界」を代表する各社の重鎮が名を連ねている。

副会長には大岩湛矣氏(トムス)、理事や監査役には由良拓也氏(ムーンクラフト)らの顔ぶれ。なお、JMIAは「日本コンストラクター・ユニオン」と「日本レーシングエンジン・ユニオン」の上部組織として設立され、両ユニオンの約60社が母体となっている。当面、会員企業100社を目標とし、6月にはNPO法人としての認可が得られる予定。また、名誉会長には林会長の友人で、国土交通副大臣の平井たくや衆議院議員が就任した。

さて、『日本レース界を輸入品に頼らない技術立国に。それによってモータースポーツのメジャー化を実現したい』という構想のもとに生まれたJMIAは、すでに具体的な行動にも踏み出している。

実は発表会当日の夕方に、富士スピードウェイでFCJ=フォーミュラチャレンジ・ジャパン(全日本F3の下部カテゴリーにあたる)の次期マシン(09年 -)に関して、FCJの運営団体であるJRP=日本レースプロモーションに対するプレゼンテーションを行なう機会を得ていることを発表。由良理事がマシンのイメージイラストを背景に「我々の磨いた技術にもチャンスを、ということで、プレゼンテーションの機会を頂きました」と報告。

また、4気筒1.5リットル前後で1基200万円程度の汎用レーシングエンジンの計画や、比較的安価に汎用モノコックを生産することを根幹にした「F660」という仮称の入門フォーミュラ構想なども披露され、すでにJMIAが明確な方向性をもって歩き出していることをアピールした。

《遠藤俊幸》

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